団結!義務!宿命!


by maxhorn
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プロローグ


 プロローグ


 宇宙の不明領域。そこに輝くひとつの名も無き星があった。そこではAIが誕生しつつあり、見るから「未来都市」だった。輸送船が飛び交い、人々は各々の仕事に就き、子供達は学校に通い、明るく平和な未来へと歩みを進めていた。


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 惑星に文明が生まれてから間もなくの事、『火の国』、『水の国』、『大気の国』、『大地の国』、『岩石の国』、『氷の国』、の6つの『属性国』から1名ずつ、『トーア』と呼ばれる平和の使者を誕生させた。トーア達はそれぞれの祖国の属性を司っていた。6人のトーア達は通称『世界トーア』と呼ばれ、常に世界を見守もっていた。

 だがある日、トーアを生み出す儀式が世界中に知れ渡り、数々の国でそれが行われ、1度に世界に存在したトーアは最高で、1000人に上った。そしてそれぞれの国を守るために生み出されたはずのトーア達が、国家間の権力争いの道具として使われ、『トーア戦争』が勃発した。何十年にもわたる戦争に終止符を打ったのが当時の世界トーアの火のトーア『レパルド』だ。既に他の5人の世界トーアは戦死しており、レパルドの心はひどく傷ついていたのだ。レパルドは自らの命を絶ってしまう程強力な必殺技を行使し、『トライ島(当時)』で戦っていた世界中のトーアを全滅させた。その時の衝撃でトライ島に3つの亀裂が入った。

 その後、『世界法』に新たな法律が追加された。
1度に世界に存在して良いトーアは6人までとし、又、それは世界トーアの事である
この法律のもと、2代目世界トーアを誕生させ、つい最近までその6人は世界を見守っていた…。しかし先月、2代目世界トーア6人全員が謎の死を遂げた。死因は不明。世界中の人々が悲しみに暮れた。いわゆる急死だったため、属性国から3代目を選抜するのにかなり手間取った。

 そして今日…。



 「なんで俺が?」
その疑問を『トーア育成所』所長『ウェイプ』に投げかけた。ウェイプは自分のオフィスの肘掛け椅子に悠々と座り、明らかに目上である自分にタメ口をきくマトランを睨みながら答えた。
 「あなたの『火の国国境警備隊12中隊』での活躍を見込んで頼んでいるんだ。べレン副隊長。」
『べレン』は立ち上がり、ウェイプに人差し指を指しながら荒々しく言った。
 「確かに俺は12中隊で自分のベストを尽くした。火の国のどの軍のどの隊のどの戦士よりも優れた才能を持つものにのみ授けられる『レパルド賞』をありがたく受け取ったのも確かだ。だがな、俺はトーアになんかなれるわけない。大体、育成所の候補生達がまだまだ半人前なら、一人前になるまで待ってもらうように申請すりゃ良いだろう!?」
ウェイプは自分のデスクの周りを言ったり来たりしていた。何か腹をくくったかのように急に立ち止まり、べレンの目を見て話した。
 「『レパルド大陸評議会』では今すぐにでも世界トーアを欲しているんだ。まぁ実際のとこなぜそこまで焦っているのか私にもわからんが…。」
べレンは頭が痛かった。何が何でも自分がトーアにならなくてはいけないらしい。確かに自分は火の国の国境を守るのに一役買っていた。育成所候補生が半人前なのもわかる。だが果たして自分にトーアとしての器があるだろうか…。
 「わかった。俺がやろう。火の国を守ってやる。なぁに、心配するな。プレッシャーで薄毛が進行するくらいどぉってこたぁないさ。」
べレンはウェイプの左肩をポンポンと叩きながら言った。ウェイプは苦々しく笑った。こいつがレパルド賞受賞者なのかと本気で疑った。
 「その言葉を待っていたんだ。」
ウェイプはデスクの一番大きな引き出しからダチョウの卵くらいの大きさの石を取り出した。真ん中に古代文字が一文字書いている。
 「なんだそれは?」
ウェイプはその石をべレンに渡した。べレンは両手でそれを持ちくるくると回しながら全体を見回した。
 「コリャなんだ?」
ウェイプはニッコリと笑って説明した。
 「それは火の『エレメントストーン』だ。トーアストーンとも呼ぶがな。それを持って『ニークル国』の首都中心部にある『トーア聖堂』に行け。他の属性国からも仲間が集まるはずだ。そこでツラガに会い、あとは成り行きに身を任せろ。」
ウェイプは清清しい気持ちで心がいっぱいらしい。べレンはエレメントストーンを見つめた。コレを持って行き、そこで俺はトーアになる、と思うと胸が高鳴り、同時に不安がドッと押し寄せてきた。
 「よし、任せろ!!」
べレンはストーンを脇に抱え、敬礼し、オフィスを後にした。



 「ちゃんと説明していただけます?」
『水の国元老院議員』のハイナは、会議が急に自分の話題になっていたので同様を隠せずにいた。
 「だからのぉハイナ。ぬしは世界トーアに選ばれた。ここにいる者皆が賛同したのじゃ。」
議長と思われる年配の男がしゃがれ声で言った。議員達全員、皆がニコニコしていた。ハイナは礼儀として笑顔を返そうとしたが、こんな気持ちで笑顔になるなど到底不可能だった。
 「え、その、なぜ私が?」
 「ぬしはつい最近、隣国、『マーミック国』との領域問題を見事に解決に導き、戦争を防いでくれた。その活躍を讃え、国中の民が集まり、祝祭パレードを行ったのも忘れてはいまい?」
ハイナはちょっと顔を赤らめて「はい。」と答えた。
 「その活躍に我らは魅せられてしもうたのじゃ。お願いだ、頼まれてくれんか。」
議員全員がそうだとばかりに頷いていた。議長は着ていたローブのポケットからエレメントストーンを取り出した。
 「水のエレメントストーンじゃよ。コレを持ち、ニークルにある聖堂に向かうのじゃ。」
議長は半ば強引にストーンを渡した。ハイナはそれを受け取った。そして席を立ち、円形の会議テーブルについている議員皆を見て話した。
 「私にトーアの器があるのかはわかりません。が、議員の皆様の頼みとあらば、私は引き受けます。」
この言葉に泣き出す議員もいた。ハイナはお辞儀をし、議長と家宅握手したのち、会議室を出た。



 「じゃ~ぁソーラさん、次は実際に戦闘訓練に参加しましょう。」
 「戦闘訓練!?」
大気の国のスーパースター『ソーラ』はバラエティー番組の収録で大気の国のトーア育成所に来ていた。題して、「スーパースターの裏表!!~モデルにトーアの素質はあるのか!?~」だ。オープニングの撮影を終え、戦闘訓練を体験するところだ。
 「っつてもさぁ、タカシマP。俺戦闘とかできませんって。ガキのころ色んなスポーツやってましたけどね。こういうのは無理ですよ。」
 「んな事言ったってさぁ、ソーラさん!!番組なんだからぁ。事務所だって簡単にOKしてくれてんだよ?」
ソーラは『タカシマ』プロデューサーの言葉に言い返せなかった。確かに事務所は簡単にOKした。なぜだ?今まではそういう危険な仕事はパスしてきたのに。なぜ急に。
 「ちょ、まぁ、ねぇ…。わかりましたよ。やれば良いんでしょやれば。」
タカシマPはにんまりして、うんうんと頷き、説明を始めた。
 「いいかい?あのトーア候補生の方々と共にあの20もの自動機関銃から発射されるペイント弾を避けながら機関銃の設置された台の横に置いてある石を取ってくるんだ。そんなに危険じゃないだろ?」
嬉しそうに話すタカシマPに対して、憂鬱な表情を浮かべるソーラ。
 「あぁ、そうだな…。」
国民的スーパーアイドルのこの俺がなぜこんな事を…。
 「さぁ!!全員位置につけぃ!!3代目トーアになりたくば歯を食いしばれぃ!!」
育成所の教官が叫んだ。ソーラと他20人以上もの候補生が一列に並んだ。前方50m先に一列に並んだ20対もの機関銃。その下に置かれた20もの石。
 「位置について~…始め!!」
ホイッスルと共にソーラは候補生に混じって石目掛けて走り出した。色んな場所からカメラが撮影している。ソーラは何かを無意識に避けた。避けたと思った次の瞬間また別のペイント弾だ。ソーラは無意識に走っていた。「こうなったら最後までやってやる!!」他の候補生に劣らない足の俊敏さを駆使して弾を避けた。候補生は次々とペイント弾に当たり、転倒してゆく。残り15m辺りでソーラはジャンプした。3発もの弾が狙っていたのだ。動ける候補生が減れば減るほど自分に向けられる銃口は多くなる。疾走する候補生がどんどん減っている。飛んでくるペイント弾はどんどん増えていく。ソーラは前方でこけた候補生を跨いだ。そして自分の目の前でいくつもの銃口がキラリと光った。何もかもがスローに見えた、聞こえた。飛んでくるペイント弾、スライディングでそれを避ける自分、周りの人々(特にタカシマP)の「おぉ!?」という歓声。何もかもがスローだ。マ〇リックスか?次の瞬間、ソーラは機関銃の置かれている台の横にある石を握っていた。
 「やったぞ!!」
タカシマPが叫んだ。番組の関係者全員がソーラのもとに駆け寄った。
 「あ、あ、あ、や、や、やった!!」
ソーラは思わず両手を挙げて歓喜の声を上げた。番組関係者の間を掻き分けて教官が現れた。そしてソーラを抱きかかえこう言った。
 「すばらしい!!まさかあなただとは!!この訓練は最終試験で、コレをクリアした者が3代目世界トーアに選ばれる予定だったのです!!あなたの父親である事務所の所長からこの話を鵜呑みにした時は大いに後悔をしたものだが…いやぁ良かったぁ!!」
教官はもはや泣きかけていた。何がなんだかさっぱり分からない。
 「ちょ、どういう意味だ?」
抱きかかえながらソーラが大きな声で言った。すると視界にタカシマPが現れこう言った。
 「君の父親、所長から頼まれたんだ!!”あの子をトーア最終試験に参加させたやってくれ”って!!」
 「何だと!?」
その試験に、俺はいま合格してしまった。ということは…
 「俺はトーアになるのか!?」
 「そうだ!!その石、大気のエレメントストーンを持って、ニークル国首都のトーア聖堂に行くんだ!!そこで他の仲間と導き手のツラガに会うんだ!!」
教官が泣き叫んだ。自分がトーアに…。大気の国代表…。ソーラはニンマリ笑ってこう叫んだ。
 「俺が3代目世界トーアだぁ!!」
辺りから歓声が上がった。候補生達でさえ喜んでいた。



 岩石の国で栄えている宗教、『レッパ教』の寺院では、毎朝レッパ教徒が瞑想に勤しむ。しかしここまで長時間瞑想している教徒は未だかつていないだろう。教徒の一人が仲間の一人に耳打ちした。
 「ぉぃ、あれロックさんじゃないか?」
寺院の円形の本堂の石畳の床に安座し、両腕を垂直に横に上げ、目を硬く瞑っている。この独特な姿勢が、レッパ教の瞑想の仕方なのだ。
 「もうすぐ昼だ。かれこれ一日以上あぁしてますな。」
教徒の一人が言った。
 「何をお考えなのだあの方は…。」
もう一人が呆れたように言う。
 「瞑想も大事だが、その他にもしなくてはならない事が山ほどあるというに。」
そう言いながら二人の教徒は本堂を後にした。一人取り残されてまで瞑想を続ける教徒『ロック』。
 「私なのか…。」
突然そう呟くと、ロックは瞑想をやめ、レッパ教徒と信者が正午直前に必ず集まる寺院前の広場目指して本堂を横切り、玄関ホールを通って石製の大きな扉を両手で軽々と開けた。そこには国中の教徒と信者が集まり、正座をし、寺院を向いて何かを呟いていた。大勢いるせいで、テノール歌手の大合唱のようにも聞こえる。急に扉を開けたので、女教徒がロックに歩み寄ってきた。
 「何のおつもりですか!?大事な『唱えの時』に!!」
中年の女教徒がなるべく小さな声で注意しようと心がけながらも、信者達のお唱えに引けをとらない大きな声で怒鳴り散らした。
 「今この国の救世主、3代目世界トーアの出現を待っているのですよ!?」
ロックは表情を全く変えずに反論した。
 「その通りです。私が、3代目世界トーアに名乗り出ます。」
女教徒の細い目が急に見開いた。
 「それは、何を根拠に?」
 「レッパ様からお告げがありました。1日以上かけてようやく神はお心をお開きになった。」
女は嫌悪に満ちた形相でロックを睨み付けた。
 「何を馬鹿な…。なんとはしたない!!あなたの様な者に神がお心を…。」
 「嘘と思いますか?」
ロックは女を睨み返した。女はひるんだ様にも見えた。ロックの目の奥に希望と夢に満ちた未来が見える…。女はフーとため息をつき、お唱えを続ける信者達を向き、大声で叫んだ。
 「レッパ様を愛し、信じ続ける民達よ!!聞くのだ!!」
信者達が一気に静まり返った。
 「ここにいる若き教徒が、我らが待ち望んでいた救世主だ!!」
一瞬間を置き、信者達は静かにロックに頭を下げた。一人一人が深々と。端の方にいた教徒たちでさえも星座をし、頭を下げた。女教徒はロックに向き直り、エレメントストーンを渡した。
 「コレを持て。」
ロックは何のためらいもなく受け取った。
 「信念にそって歩め…。」
ロックは女教徒に深々と頭を下げた。そして信者達全員に見えるようストーンを高く掲げた。



 「せやからぁ!!しゃぁない言うとるやろ!?」
大地の国の首都中心部の高級住宅街の一軒で怒鳴り声が響く。
 「あなた言ったじゃない、私のためならトーアになる事さえ拒むって!!」
男の妻が言い返した。
 「そ…それは言うたかもしれん。けど考えてみぃな!!今世界トーアはおらへんようになってるし、育成所の最終試験に合格したのもわいだけや!!断るなんてでけへんで!!」
妻は言い返せないようだ。 
 「残された私たちはどうなるの?私と息子は!!」
 「ええか?今までわいは育成所の寮でなく自宅から通っとった!!なのに所長は文句ひとつ言わず承諾してくれとったし、生活するための資金もこの家も所長の計らいや!!そこまでしてもらっとってやなぁ…」
妻は泣き崩れた。わかっていた、いつかこうなる事は。夫は心優しい才能あふれる男だ。だから一緒になった。その時から覚悟はしていた。
 「これからはなかなか会えへんようになるかもしれん。せやけど、心配いらん。電話かて毎日する。せやからレア、これを機に育成所を辞めぇ。」
『ギア』は床に泣き崩れた『レア』を抱きしめて言った。レアはしばらくすすり泣き続けた。そして立ち上がり、夫の頬を撫でた。
 「必ず戻るって約束してちょうだい。」
レアは懇願した。
 「必ず戻る。約束する。」
若き夫婦はキスを交わした。妻の頬には涙がつたっていた。もしかしたら最後になるのかもしれない。その不安が拭い切れずにいた。
 「ほな。ノアにはお前から言っといてくれ…。」
ギアは育成所で受け取ったストーンを抱え、妻と息子を残し家を出た。



氷の国。世界一大きな闘技場の真ん中にプロレスのリングが置かれている。その上でいかにも強そうな厳つい男が相手を投げ飛ばし、リングアウトさせた。
 「うおおおおおお!!」
いっぱいに埋まった客席からの歓声と共に、雄たけびをあげるレスラー。
 「この俺様に挑むなど笑わせてくれるわ!!」
鳴り止まぬ歓声の中、そのレスラーはリングを飛び出し、投げ飛ばしたばかりの相手レスラーのところまで駆けて行った。
 「見ろこの薄汚ねぇ顔をよ!!」
ボロボロの相手レスラーを無理矢理立たせ、見せ物にした。
 「こっちを見ろ糞虫がぁ!!」
無理矢理自分と向き合わせ、思い切り顔面を引っ叩いた。客席から歓声が上がる。
 「おいてめぇらぁ!!アレをみてぇかぁ!?」
客席をあおる。
 「おおおおおおお!!」
 「本当にみてぇかぁ!?!?」
 「おおおおおおおおおおおおおおおお!!!」
 「いくぜぇ!!」
次の瞬間、相手レスラーは宙に放り投げられた。落下して、地面にぶつかる寸前、『キャノンボールフリント』、本名『コワック』は、腹の辺りを思い切り蹴り飛ばした。蹴り飛ばされた相手レスラーは数名の審査員が座っている席に突っ込んだ。
 「やったぜぇ!!」
コワックは再び客席をあおった。
 「うおおおおおおおおおおお!!」
客席のボルテージはマックスに達した。その時だ。コワックのマネージャーが凄まじい勢いで走ってやって来た。マネージャーは腕時計型の機械を左腕に付けている。
 「おいキャノンボール!!これを見ろ!!」
酷く焦っている様子だ。だがコワックはそれに答えない。
 「キャノンボール!!無視すんなYO!!おいコワック!!」
客とともに盛り上がって騒いでいたコワックは急に振り返った。恐ろしい表情だ。
 「今俺を本名で呼ぶな!!客の前だぞ!!」
コワックは今にもマネージャーを殴りそうな勢いだ。客席はまたキャノンボールが何かしだしたと思ったらしく、歓声はさらに大きくなった。
 「なんのつもりだこんな大事な…」
 「これを見ろ!!」
コワックに負けないくらい恐ろしい表情でマネージャーは腕時計型の機械を操作し、円形の中央部分からホログラム映像が飛び出した。
 「これを!!見ろ!!」
ホログラムはコワックの顔程の大きさで、右上のに「中継」と表示されている。ノイズがかかってはいるが、ちゃんとニュースのキャスターは映っている。何かを話しているようだが音が聞こえない。周りの客の歓声のせいだ。マネージャーは音のボリュームボタンを大きくした。するとキャスターの声が聞こえてきた。
 「えー、新たに情報が入ってきました。育成所の生徒及び教員達は全員死亡している模様です。繰り返します。育成所の生徒及び教員達は全員死亡している模様です。
コワックは完全に静止していた。今までコワックは試合に勝った賞金の8割を育成所に寄付してきた。育成所の関係者達とも仲が良かった。なのに…。
 「えー、繰り返します。我が氷の国のトーア育成所が何者かによって爆破されました。現在入手した情報によりますと…
マネージャーは電源を切った。何もかもが真っ暗だった。自分は一体いままで何を…。
 
 その夜、コワックは育成所を訪ねた。何かをせずにはいられなかったのだ。育成所の焼け跡を悲痛の想いで眺めた。すると突然、警察らしき男が現れた。
 「やぁ。来ると思ってましたよ、キャノンボールフリントさん。」
警察は脇に何かを抱えていた。
 「どういう事だ?」
コワックは聞いた。
 「私は今回の事件を担当しているワグナー警部です。」
『ワグナー』は電子警察手帳を掲げた。
 「そのワグナー殿が何様で?」
コワックは冷たく言い放った。
 「ここの所長の遺書が見つかりましてね。あなたにこの石を渡して欲しいそうです。」
ワグナーが抱えていたトーアストーンをコワックに手渡した。
 「親父が?」
 「えぇ。もしもの事があったら彼にって。ニークルのトーア寺院本堂に向かって欲しいそうです。」
コワックは何も考えなかった。全てを受け入れる事は容易ではないだろう。だが父親が人生で初めて俺を頼っている。糞親父が俺を…。
 「あぁ…わかった…。」
 「?」
コワックの頬には涙がつたっていた…。



 本堂に着いた選ばれし6人のマトラン。全員が初対面(もっともロックとギア以外の4人は世界的に有名なので、国際テレビ放送で見た顔ではあったが)。大理石で出来た円形の本堂の中央にはまた円形の機械が置いてある。
 「よく来た。選ばれし者達よ。」
赤いマトラン、もといツラガが、先にどこかの惑星の模型が飾ってある杖をついている。
 「我が名はツラガ・オパルド。君たちの導き手だ。」

プロローグ 完
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by maxhorn | 2009-09-06 20:00 | 旧ストーリー
ついに新ストの主役キャラ6人が完成!!
ボトル物のトーアシリーズをイメージして作りました^^

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わーい!!
なんか感激!!
1つのチームを完成させたぜぃ!!
てなわけで、1体ずつ解説を(^ω^)

テーマは『個性』です。
能力だけでなく、性格もそれぞれです。

必見ですよ!!
・・・やばっ、ハードル上げすぎた(汗



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氏名:べレン

属性:火

職業:トーア(以前は火の国国境警備隊12中隊副長)

性格:熱血、とにかく熱血

趣味:筋トレ、カラオケ(演歌)

日課:毎朝聖堂付近をジョギング

悩み:抜け毛

チームに一言:「チーム内恋愛は禁止だ!!」

解説:2代目『世界トーア』の6人が死後、『国境警備隊12中隊』の副隊長としての功績、強い信念を買われ、『トーア育成所』を通らずに、3代目として選ばれた。それ故、育成所の生徒から非難を受けている。本人はそれを知っているが、性格が性格なので、気にとられてはいない。一応チームのリーダー。

バックパック:フレイムジェット


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氏名:ハイナ

属性:水

職業:トーア(以前は水の国元老院議員)

性格:冷静沈着

趣味:海水浴

日課:朝起きた直後、コップ一杯の水を飲む(便秘だから)

悩み:小さい胸、便秘

チームに一言:「まな板って言うな!!」

解説:元老院議員としての仕事を買われ、3代目トーアに。隣の国『マーミック国』との領土問題を解決する事により、戦争を未然に防ぎなどの功績を持つ。水の国には『トーア育成所』が存在しない為、べレンの様な目には合わなかった。チームで唯一の女性トーア。

バックパック:デヴィルビー


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氏名:ソーラ

属性:大気

職業:トーア(以前は大気の国の雑誌モデル)

性格:ナルシスト

趣味:鏡を見ること、ナンパ

日課:鏡を見ること

悩み:女の子にモテ過ぎる

チームに一言:「もうちょい自分を磨けよ。」

解説:大気の国の雑誌モデルだったが、ひょんな事で『トーア育成所』に通うことに。そこで思わぬ好成績を残し、3代目トーアに選ばれた。1度に付き合う女性は15人までと決めている。

バックパック:メタルウイング


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氏名:ロック

属性:岩石

職業:トーア(以前は岩石の国レッパ教僧侶)

性格:無口

趣味:温泉

日課:瞑想

悩み:今の世界の状況

チームに一言:「瞑想中に騒がないで頂きたい・・・。」

解説:主に岩石の国で活動している『レッパ教』の僧侶。岩石の国には水の国と同じく『トーア育成所』が無い。その為か、トーアに立候補する者が他におらず、民のために立ち上がった。

バックパック:レッパクロー


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氏名:ギア

属性:大地

職業:トーア(以前はトーア育成所生徒)

性格:ネガティブ

趣味:穴掘り、魚釣り

日課:家族に電話

悩み:嫁息子に会えない事

チームに一言:「頼むで、喧嘩とかやめてや!!」

解説:チームで唯一の家族(嫁と息子)持ち。『トーア育成所』で育ち、そこで出会った今の嫁と結婚。同時に3代目に選ばれた。いわゆる関西弁で話す。お調子者だがかなりのネガ。チーム内でたまに起こる喧嘩(べレンとソーラの)を止める役をいつも買って出る。

バックパック:阿修羅ハンド


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氏名:コワック

属性:氷

職業:トーア(以前は氷の国プロレスラー)

性格:短気

趣味:ペットショップに行く事、春夏秋冬カキ氷スキースケートetc・・・

日課:早寝早起き

悩み:顔怖いと言われる

チームに一言:「イライラさせんな!」

解説:プロレスラーをしながら、賞金の8割を氷の国の『トーア育成所』に寄付していた。。ある日氷の国の『トーア育成所』の生徒が皆殺しにされるという事件をきっかけに、3代目に立候補する。

バックパック:白竜ソウル



やり抜いた!!
はぁはぁ・・・。


では、スト製空く頑張ります!!
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by maxhorn | 2009-09-05 14:16 | Bionicle作品
今新しいストの設定とか時代背景とかなんやらを構想中です。

あとやっぱ新しい世界地図作ります(T-T)



なんとなく思いついたのは

・それぞれの属性国(〇の国で始まる)から一人ずつトーアが選抜され、6人で世界を守るお話

みたいな^^;


まぁお楽しみにー♪
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by maxhorn | 2009-09-02 16:37 | 日記